答えをだそう
喪失感
高校の友が地元に帰ってきていたので、ともに語り合い13時間がたった。
友が去ってから俺はずっとブラウザを眺めてコンテンツを無為に唯々消化し続けている。
友といると昔に戻ったような感じがして楽しかったが帰った時の喪失感というのはつらい。
友が帰った後の今日など暇な時間を暇なまま過ごしてしまっている。
こんなこと考えている時間自体が無駄なのは分かっているんだ。どこかに向かってなくちゃ止まってしまうんだ。
ああ、しかし僕は植物になりたい。いっそどこかに根を張って呼吸だけして生きて、通り過ぎるみんなをただ眺めるような存在になりたい。うまくやっていくには僕は真面目すぎるし、無計画すぎるんだ。こんな中途半端な自分はなかったことにしてやりたいよ・・・
将来のことが分からない
親と話す
春合宿に行く
自分の軸を持たねば
最近、僕は軸を持たなければ周りにおいて行かれてしまうんじゃないかという感覚になる。僕がネガティブな気持ちになってしまう原因のほとんどがこれだと思う。
自分の中に軸があって物事を考えられる人は自分の個を持って他人とぶつかったり、自分の考え方を深められる。僕の周りの尊敬できる人はそんな人が多い。
僕の考え方の軸って何なんだろう。
先日岡山のタバロイドというお店に行ったときに自分の軸のなさを痛感した。
タバロイドの店主は僕が経済学部の学生だと知るとマイナス金利について説明してみてよと言ってきた。僕は
「マイナス金利についてはネットニュースで検索して知識があったので、経済を活性化させるために日銀が行った金融緩和政策でインフレを起こすために行うものだ」
と答えた。
でも店主が知りたいのはそんなウィキに乗ってるようなことではなくて、それに対する僕の意見だった。僕は、
「短期的には経済が発展するかもしれないが長期的には日本国債に影響され僕たちの保険料が高くなったりするので、経済が止まるかも。。。」
みたいなことを言った。
店主はそれでも不満だったようで、「
安倍政権はくそ!黒田はむりやりアベノミクスを起こしているだけだ。ただ、今まで銀行は日銀にお金を預けることでリスクの高い投機をしなくても生き延びられたが、それが不可能になったので銀行と市民の取引が対等になった点では評価する」
といった。
僕はそこで店主は意見を持っていてすごいなあと思ったが、実際は僕が平べったくしか物事をとらえていないだけだった。
店主は功利主義+弱者の救済のような観点を持ってマイナス金利を批判したが、僕はただただマイナス金利をぼーっと眺めていただけだった。
今は店主に勧められてた「アニマルスピリット」を読み進めている。ここで経済的な僕の軸がみつかるかもしれない。。。
就活セミナーに行く
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就活セミナーに行ってみた
プログラマーになる一歩目をふみだそう!
ということで就活セミナーへ行ってきた。
僕が行ったセミナーは岡山の地元の企業が学生がランダムに組んだグループを15分ごとにぐるぐる回る、街コンのような形式のものだった。
自己紹介では「僕は我が強いです」と断っておいて、周りは気にせずバンバン企業に質問していった。後悔はもっと先に質問を考えておくべきだった。パッと頭に浮かんだものを聞いていただけでは表面上のあさーい質問しかできないので、時間の無駄が多かった。
僕のグループは6人いて、僕ともう一人積極的にに話せる人がいたので、二人で盛り上がって企業の情報を引き出していった。ほかの4人はまるで植物のようにほとんど話さなかった。可哀想なことに岡山では10中8人は控えめな人だ、僕にとっては都合がいい!
ディスカッションした企業は
1、ナカウン
2、天満屋
3、ワイ・ケイ興産(不動産)
4、トミヤコーポレーション(小売業)
5、NICS(ソフトウェア受託開発)
6、双葉製作所
だった。
一番面白かった企業はNICSだった。
そう、僕が興味のあるソフトウェア開発のIT系企業だ!!
NICSの人事担当の方は入り方から他とは違った。
「あなたたちが用意した質問なんて秒殺でこたえられるんですよ。
もっと本音で聞きたいことを聞きなさい。
美人とブスで採用基準は違うか?とか、ホワイトかブラックか?とか!」
のっけから、僕らを否定してきたのだ。かっこいいぜ。
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NICSから学んだIT業界の実体
そのディスカッションで分かったのは、第一にNICSは長い間務められる企業を目指していて、そのために従業員をなるべく休ませようという方針であることだ。
例えば、NICSはフレックスタイム出勤を導入していて、何時に出勤して何時に退社するかを個人で決めることができる。また繁忙期の間は、従業員に残業手当を必ずつけることで残業をなくすインセンティブを常に意識している。これは僕は企業の責任として当たり前だと思うが、人材派遣のアルバイトをしたときそれがどうも当たり前ではないことに薄々気づかされた。地方の企業は常に人手不足だが、人材を増やすことはないので従業員は重労働を強いられる上に金は上からけちられて搾取されるのだ。それに比べてNICSはホワイトで企業と従業員が対等な職場だといえる。
第2にNICSはSEやプログラムの仕事をしていて、それはローカルな基盤がありながらも最近はグローバルな市場にも進出しているということだ。
NICSは1974年に創業以来ずっと三井造船株式会社の港のコンテナのシステムを任されていて、そのために本社は玉野市にある。しかし、現在ではそれ以外の仕事も手広くやっていて、海外に行く社員もいるそうだ。
第3にNICSで仕事をいくには、情報系の知識がかなり深くないと難しいことだ。
例えば、岡山県立大学の新卒がJavaをひと通りできたとしても、それはもだ使い物にならないらしい。NICSが扱うプログラミング言語は新旧なんでもありならしく、社員はオールラウンダーを目指して日々努力する必要があるらしい。
大学で情報系のことを学んでやっとスタートラインに立っているということなので、俺にとってはだいぶ遠い道なのかもしれない。
NICSの企業に
「専門性のない僕でも御社にはいれるでしょうか?」
と質問したところ、
「入社してから頑張ってもなんとかなる、しかし周りと4年の差を埋めるのは大変だ。」
と回答された。
就活の対策としては、専門性はなくともインターネットに関して好きなことがあるならそれをもっと深めてそれを強みにするべきだと教えてもらった。
プログラマーやSEの仕事は思ったより険しいのか?ホリエモン、ぶっちゃけどうなの?
まあ、まだほとんど登っていない山のことを他人に「このやま、やばい?」
と聞く奴はバカなので、一歩ずついけるところまで登ってみようと思う。
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朗報、IT素人でも頑張っている先輩がいる!
ここで、朗報。
就活セミナー後の企業との個別コミュニケーションタイムで、会場にいらっしゃっていたもう一社のIT企業であるシステムエンタープライズに話をうかがったのだが、
この企業は去年とった新卒6人のうち5人が情報系が専門でない学生だったのだ。
その理由は、情報系の学生より優秀な人材だったからだ。
その定義については詳しくわからなかったが、重要なのはその6人が今年に入ってもまだ続けているということ。先輩たち、素晴らしい!IT業界に素人で入っても少なくともシステムエンタープライズでは1年は続けられそうな気がしてきた。
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あとがき IT業界でもやっていけそうだ
ITは専門性が必要とされる分野だが、ITの大学を卒業しても即戦力にはなれないし、一方でIT以外の大学からIT系の企業に入って、そこで頑張っている先輩たちもいるのだ。
もしかしたら、俺にも望みがあるかもと思えた就活セミナーだった。
おしまい